178.養生訓に学ぶ

日本人の予防医学の答えは、江戸時代にありました。

今から300年前、江戸時代の平均寿命は50歳。

人生100年時代の現代社会と比べると「短命社会」と言われる中で、
84歳まで生きた、儒学者であり医師でもある「貝原益軒」。

 

彼が著した、『養生訓』。

現代の予防医学に通ずる健康長寿の答えが、ここにありました。

時代が発展し、食べるものや使うものは移り変わっても、
たった数百年では人間のメカニズムは簡単に変わりません。

だからこそ、日本で最も広く、300年以上読み継がれてきたこの健康書には、
健康長寿を実現するための方法論がびっしりと書かれているのです。

薬などの対症療法ではなく、
『できるだけ病気にならないこと』を中心に、日々の生活で心がける教えを説いていました。

 

すでに「予防医学」を学んでいる方にとっては、当たり前のことかもしれません。

しかし、現代人においては抜け落ちた考え方です。

 

死因リスクの約6割を占めるのが”生活習慣病”という現状。

多くの人が気づかないうちに、
「病気になる生活」を送ってしまい、結果的に生活習慣病が右肩上がりに増え続けています。

 

「病気になってから対応するのではなく、病気にならないためにどうするか。」

300年前では当たり前だったこの視点が、現代人にはほとんど失われているのです。

 

 

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